心が変われば、行動が変わる
行動が変われば、習慣が変わる習慣が変われば、人格が変わる
人格が変われば、運命が変わる
これは、19世紀アメリカのウィリアム・ジェームズという心理学者であり、哲学者であった人の言葉です。
松井秀喜さんが自著の中で、星稜高校の監督さんからいただいた言葉として紹介したので、聞いたことのある方も多いのではないでしょうか。
多くの本でも引用される名言
実際、この言葉は多くの本でも引用されています。
”心”に注目したマインドセットの本
”行動”に注目した行動経済学の本
”習慣”に注目した習慣化の本
など、本当に多くの書物の中に、この言葉や似た言葉が出てきます。
どこを切り取って注目しても、言葉の強みが落ちないのが、
この言葉の強さを物語っているような気がします。
今回は、中でも”習慣”について切り取って考えてみたいと思います。
習慣化の必要性を説いたアメリカ建国の父
アメリカ独立宣言の起草者であり、アメリカ建国の父として名高いベンジャミン・フランクリンは、『ベンジャミン・フランクリン自伝』の中で、習慣化する重要性を説いています。
フランクリンの十三得というものをご存知ですか?
これは、フランクリンが良い習慣を身につけるために、自分が感じた13項目の問題を選び、1週間に1つずつ問題が起こらないように過ごし、実行できたらチェックを入れる。
それを13週間(=3ヶ月)×4回行うことで、1年間で完全に習慣化して身につける方法のことです。
フランクリンは本当にこの方法が、重要だと思っていたようで、
実に15ページにも渡って、自伝の中にこの習慣化の手順を細かく載せていました。
ベンジャミン・フランクリンの13得
ここで簡単に13個の内容を説明します。
1.節制 2.沈黙 3.秩序 4.決意 5.倹約
6.勤勉 7.誠実 8.正義 9.中庸
10.清潔 11.平静 12.純潔 13.謙遜
フランクリンはこの13個を選びましたが、実際に取り入れるときは自分自身の問題を鑑みながら選びます。
例えば、私の場合は体重が気になるので「節制」することを重要視したり、仕事柄、相手に質問することが多いので、良い質問を心がける「質問」を入れたりしています。
あなたも自分でやってみたいことを決めて、まずは1つだけ1週間と言わず、3日だけでも続けてみてください。
きっと、思っていたよりもしっくり来ると思います。
ぜひ、お試しください。