前編の記事はこちらから。
では、引き続きNLPコピーライティングHackについてご紹介していきます。
残り4つです!
Hack4:たくさんの”Yes!”を手に入れよう
第4のHackは
「たくさんの”Yes!”を手に入れよう!」です。
あなたはこういう風に感じたことはありませんか?
セミナーや、講座を受講するときに、
講師の方がやけに簡単な質問をしてくるな?と。
例えば、、、
「嬉しくないですか?」
「ワクワクしてきませんか?」
「これがあるといいですよね?」
もしくは、
「皆さん、これを手に入れていますか?」
「この無料レポートが欲しい人は?」
「これが自分の身に起こったら、と想像できる人は?」
などなど。
結構、こういう質問を挟んでくるのではないでしょうか。
意識していないと気が付かないくらいに
流れてしまうので、是非、今度意識してみてください。
ちなみに、
この質問を多く使っている講師の方は、
優秀な方が多いです。
なぜなら、、、
人間の逃れられない心理を利用しているからです。
なぜ、こんな質問をしているのか?
それは、
「Yes!」を手に入れているんですね。
人間には、「一貫性の法則」というものが働いています。
これは、『影響力の武器』という本の中で、
「コミットメントと一貫性」として紹介されています。
該当部分を引用しますね。
ひとたび決定を下したり、
ある立場を取ると、自分の内からも外からも、
そのコミットメントと一貫した行動を取るように
圧力がかかります。
『影響力の武器』P97
つまり、一度「Yes!」と言ってしまうと、
その後の行動にも一貫して
「Yes!」と言いやすくなる
ということです。
売上単価を75%アップさせた実例
ClickFunnelsの創始者であるラッセル・ブランソンは、
自著「Expert Secret」(ダイレクト出版)の中で、
一貫性の法則の強力さを思い知った
自らの体験を記しています。
彼は、テッド・トーマスという
不動産業界の講演家と出会います。
テッドと食事に行き、
話をしていると彼が突然ニヤニヤとし始めるのです。
「何をニヤニヤしているんだい?」と質問すると、
テッドは笑いながら、「君は自分の頭をどうしていたかな?」と
質問を返されたのです。
その時、ラッセルはずっと頭を上下に振って
うなずきを繰り返していたことに気づいたそうです。
そこでテッドはこう言います。
「私がやっているのは、<イエスを引き出すクロージング>というちょっとしたテクニックだ」
「イエスかノーで答える質問の中でも、
答えがイエスのものばかり、数十個質問していたんだ。すると、君はすぐにうなずき始めた。
そして、たったいまそれを指摘するまで、
君はうなずき続けた。
」
『Expert Secret』P260
ハッとしたラッセルはこの手法を
自らのウェビナー(インターネット上で行うセミナー)に取り入れます。
結果として、
ウェビナー登録者1人あたりの売上が、
$9.45 → $16.5へと実に75%も増加したのだ。
今からでもすぐに取り入れられる
Hackなので、あなたも使ってみてね。
セールスライターのためのアクションステップ
セールスレターの中で、読み手に「Yes!」と
言ってもらえる簡単な質問を忍ばせましょう。
そして、違いによる結果を測定してみましょう。
次のHackは「次のステップを売る」です。
Hack5:次のステップを売る
これは、NLPライティングの父とも呼ばれていた
ハーラン・キルシュタインが提唱したものです。
彼は「セールスレターのヘッドラインを書く目標は?」と
自問します。
そして、その答えは、、、
「見込み客に第1段落を読み始めてもらうこと」
続いて、
「第1段落を書く目標は?」と尋ねられると、
「第2段落を読んでもらうことだ。」
では、
「第2段落を書く目標は?」
皆さん、おわかりですよね。
「第3段落を読んでもらうこと」です。
なので、今書いているものは、
必ず次につなげるためのものであり、
読者の興味を飽きさせず、
楽しく読み進められるように設計する必要があるのです。
そして、これはかなりキーポイントとなるところです。
必ず覚えておいてくださいね。
セールスライターのためのアクションステップ
「いま書いているものは、次へつなげるためのもの」
この原則を心に刻んで、
書き進めましょう。
ヘッドラインは? → 続きを読んでもらうためにある
オープニングは? → 続きをよんでもらうためにある
さぁ、ついにラスト2個になりました!
Hack6は「トリプルファクトを利用する」です。
Hack6:トリプルファクトを利用する
この方法はインターネット・マーケターである
フランク・カーンがセミナーで話していたものです。
彼は
「オファーの直前にトリプルファクトを使うと効果的」と
言っていました。
では、トリプルファクトとは何なのでしょうか?
トリプルファクトとは
日本語に訳すと「3つの真実」となります。
つまり、真実を3つ並べるんですね。
真実A:●●です。
↓ ↓ ↓
真実B:●●ですよね。
↓ ↓ ↓
真実C:オファー
これはHack4の「たくさんの”Yes!”を手に入れよう」と
重なる部分もあります。
つまり、
真実AとBに「Yes!」と答えていることで、
一貫性の法則が働き、
オファーにも「Yes!」と言いやすくなるんですね。
セールスライターのためのアクションステップ
オファーを伝える直前に、
読み手が「これは真実だ」と思っている事象を伝えて、
「Yes!」を引き出しましょう。
さぁ、ついに7つ目最後のHackです。
Hack7は「普遍的な言葉を使う」です。
Hack7:普遍的な言葉を使う
普遍的な言葉とは何でしょうか?
一例を挙げると、、、
all(みんな)
Everyone(みんな)
Always (いつも)
Every time (いつでも)
Nobody (だれでも)
etc…
こういった言葉ですね。
一見すると、これらの言葉は抽象的で効果がないと
思われがちなのですが、
実は「人の心を動かすほど、極端な言葉」なんですね。
セールスライターは、
主に次の2つの状況のどちらかを使用します。
・問題を煽る(ー)
・見通しが望ましい状況(+)
このどちらの状況にも、
普遍的な言葉は有効なのです。
例を出しますね。
・問題を煽る場合の例
「年を重ねると、やせにくいことは誰でも知っています。」
「誰もが皆を助けるソリューションを提供していませんでした」
・見通しが望ましい状況の例
「いつも鏡を見るたび、自分の外見を愛することを想像してください」
「理想の体重をキープしたまま、好きなものを食べられるとしたら、どんな気持ちになりますか?」
セールスライターのためのアクションステップ
これらの普遍的な言葉をセールスレターに組み込みましょう。
読み手の感情を揺さぶり、
行動喚起する理由を与えることができます。
まとめ
いかがだったでしょうか?
ここまで、前後編で「7つのNLPコピーライティングHack」をお伝えしてきました。
7つを再掲しますね。
- Hack1:パターン割り込み
- Hack2:組み込みコマンド
-
Hack3:意識パターン語
-
Hack4:たくさんの”Yes!”を手に入れよう
-
Hack5:次のステップを売る
-
Hack6:トリプルファクトを利用する
-
Hack7:普遍的な言葉を使う
あなたのお役に立てるHackが1つでもあれば幸いです。
長文をお読みいただきありがとうございました。
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