From:種子島宇宙センターの食堂より
種子島宇宙センターの入り口を抜けると、すぐ右手の竹崎海岸には「象の水飲み」と呼ばれる自然の岩があります。
海に突き出た岸壁が波に侵食されて穴が開き、それが象のように見えるので、この名前がついたそうです。
何千年、何万年の時間をかけて、少しずつ岩を削っていくなんて、気が遠くなるほどの時間ですよね。
ここに来るたびに、いつもそんな時間への情景に浸っています。
時間は過去→未来へ進む?
“時間”って聞くとどんなイメージを持ちますか?
過去〜現在〜未来と流れていくようなイメージでしょうか?
それとも、もっと具体的な1分1秒1時間などの単位としての時間でしょうか?
では、ちょっと質問を変えてみましょう。
現在、過去、未来がこの瞬間に同時に存在すると聞いたらどう思いますか?
正直なところ、「えっ?そんなわけないでしょ」とか、「時間は不可逆だから同時に存在なんかしないでしょ」などと考えられたかもしれません。
普通に考えると合点がいかないので、頭が混乱しますよね。
でもこの考えは、物理学では「ブロック宇宙論」と言って、かなり信憑性が高い理論として通用しています。
時間が同時に存在するなら、私達にとっても”過去”ってなんなんでしょうね?
スポットライト理論
マサチューセッツ工科大学のブラッド・スコウ博士は、スポットライト理論を提唱していて、ブロック宇宙に存在する”時間”にスポットライトが当たり、徐々に移動するため、スポットライトからズレた時間にはアクセスできないと言っています。
こうなると、人間からすると結局、時間が流れていると感じるのと同じではないかと思うんですけどね(笑)
過去の自分と向き合っていますか?
前置きが長くなりましたが、何が言いたいかというと時間とどう向き合っていますか?という話です。
最近では、スマートフォンが普及したことで10年前に比べて、大量のデータをクラウドに保存することができるようになりました。
私も、Googleドライブから10年前の写真が突然通知されることがあり、大変驚いたともに、懐かしい気持ちになりました。
それを見たときに「あー、あの頃はこうだったなぁ」とか思うんですよね。
記録するのは3つだけ!
私は時々、夜になって「今日なにしてた?」と思うことが有るんです。
まぁ、何もしていなかったってことはないんですけど、
記憶に残っていないのでは、その時間が存在していないような気にもなってしまうんですね。
そこで、私はノートに毎日の日誌を書くようにしています。
特段、大変なこともしていなくて、
1日3〜5行くらいで次の内容を意識して書いています。
・何をしたか
・感謝することはあったか
・気分はどうだったか
3日後でも忘れてる!
で、時々ノートを読み返すんですけど、3日前なら覚えていそうなものじゃないですか。
でもね、全然覚えていないんです(笑)
書いた記憶はあるけど、詳細は全然なので、
読み返すたびに、「あー、そうだった」と思います。
戻るべき場所としての”記録”
なんというか、「過去の自分を客観的に見れる」というか、書いていたときの感情が蘇ってきます。
書いているときは、冷静ではなかったかもしれませんが、その状況を後ろから覗き込んでいる感じと言ったら伝わりやすいでしょうか?
サイコ・サイバネティクスという心理学の理論でも、過去の経験と決別するためにその状況を冷静になって第三者的に見つめ直すことが効果的だと言っています。
また、NLP(神経言語プログラミング)でもこれを「第3ポジション」と呼んでいます。
ぜひ取り入れてみて
書くものはノートでもいいですし、スマホのメモアプリでも、パソコンのテキストエディタでもなんでも構いません。
ただ、紙の切れ端とかだとなくしちゃうので(笑)
1冊になっているのがベストですね。
書くときに意識するのはたったの3つだけ。
・何をしたか
・感謝することはあったか
・気分はどうだったか
これだけで、過去の自分と向き合うことができるようになるので、是非とも取り入れてみてください。
追伸:未来にはタイムマシンが?!
ブロック宇宙論を突き詰めると、タイムマシンは理論的に可能なんです。
だけど、過去にいっても未来への影響は与えられないという宇宙の法則が発動するらしい!
これはこれで興味がありますね〜
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