「人間は忘れる生き物ですよね?」
先日、知り合いの方からこんな話をされました。
彼いわく、
・会社の年上の部下が忘れっぽい
・先週言ったことは忘れていて、作業のやり直しが多い
・基本的に強めに言わずに「人間は忘れるものだ」と納得している
とのこと。
あなたはどう思いますか?
以前、投稿した記事で「人間は7回言わないと覚えられない」という話をしました。
彼にも同じ話をしたのですが、その場ではそれだけではなく、
「年上の部下の方も30過ぎて忘れやすいのは良くないですね」という話をしました。
あなただったら、この場合どのようにはなしますか?
- 年上の部下のことをけなしますか?
- ガツンといかない彼に厳しく当たりますか?
ちょっと考えてみてください。
私は「年上の人にはどのように指示を伝えていますか?」と質問しました。
なぜかというと、、、
人間は4つの知覚タイプがあるから
人間には4つの知覚タイプがあると言われています。
起業家のエベン・ペーガンが言っていたのですが、
その4種類とは以下のもの。
1)Why型
→「なぜそれをするのか?」が明確になると動きやすくなる
2)What型
→「それは何なのか?」「どういう仕組みなのか?」が明確になると動きやすくなる
3)How型
→「どうやればいいのか?」が明確になると動きやすくなる
4)What if型
→「これをした結果、どうなるのか?」が明確になると動きやすくなる
知覚タイプとずれた指示の仕方をするとうまく行かないことが多いです。
例えば、
Why型の人に「この情報を取り出して、分析した資料を作っておいてください」といったHow型の指示をしていると、
本人としては「なぜやらなきゃいけないのか?」が明確になっていないため、気分が乗らないことがあります。
反対に、How型の人に「この仕事の意義は、、、」と伝えても、
効果は低いのはご理解いただけるのではないでしょうか。
知覚タイプに合わせた指示を心がけましょう
前述の彼のケースでは、
年上の部下さんは、「How型」でした。
「この仕事は、来月の報告資料に使うとても重要なものですので、作っておいてください」という指示の仕方をしていたそうです。
つまり、How型の人にWhy型の指示をしていたために、
当人としては「やり方がわからない」ために出来ずにいたのではないか、お伝えさせていただきました。
悲しいすれ違いはなくしましょう
人それぞれのタイプを知っておくと、最適な指示もできるようになりますよね。
特に仕事上の関係だと、どちらも「結果を出す」のが目的のためにも関わらず、
悲しいすれ違いでうまく行かない、なんてケースが出てきてしまいます。
是非とも、この4つのタイプを頭に入れてください。
職場の方や、友人などはどのタイプかな?と考えてみてください。
きっと、新しい発見があると思いますよ。
最後まで記事をご覧いただきありがとうございました!
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