起業家のダン・ロックはブログでこんなことを言っていました。
「人生を台無しにするのは次の7つの単語だ。今から話す2つの文に心当たりがあったら、人生が台無しになっていることを自覚したほうが良い」
今日は、この7つの単語についてお伝えします。
I Know It.
1つ目の単語3つは「I Know It」
日本語では「それ知ってる」です。
『シリコンバレー式ライフハック』の著者デイブ・アスプリーも「超速学習法」を説明する中で、「それ知ってる」の弊害について書いています。
一部、引用します。
F:FORGET(忘れる)ー空にしなければ入れられない
学び、読み、記憶することについて話しているのに「忘れること」から始めるのは奇妙かもしれない。だが自分は知っていると思っているために新しいことを学べない人が大勢いることを発見した。
(中略)
知っていることを一時的に忘れなければ、新しいことは学べない。ありふれた考えかもしれないが、これは真実だ。心はパラシュートと同じで、開かなければ役に立たない。心を開くために、すでに知っていることを忘れよう。
あなたもこのような経験はないだろうか?
自分の専門分野について、何かのセミナーに出席したときを思い出してもらいたい。
そこで、セミナー講師はすでに自分が知っていることを話している。セミナー終了後も「知ってる話ばかりで何も得るものがなかったな」と感じている。
これって実は、得るものはあったはずなんです。
でも得ることができなかった。
なぜか?
それは、あなたが「それ知ってる」と思ったから、脳が興味を失ったため。脳が興味を失ったら、以降はどんな話をしていても響くことはありません。
私自身も「それ知ってる」と思って、全然記憶に残らなかったセミナーや本を、時間を置いて受け直したところ、新しい発見を得ることが何度もあります。
「それ知ってる」と思ったら、少しでいいので知ってることを忘れてみてください。きっと新しい発見があるはずです。
ちなみに、ダン・ロックは成功している人は、次の3つの単語を使っていると言っていました。
「I Use It.」(私は使っている)
「I Implement It.」(私は身につけている)
どちらの言葉も、拒絶のようなイメージは与えませんよね。
I Can’t Afford It.
そして、7つのうち、残りの4つの単語が上に書いたものです。
日本語に訳すと「私には買う余裕がない」となります。
ダン・ロックはこのように言う人たちのことを「貧しい人たちの考え」と一刀両断します。
たしかに「買う余裕がない」というのは、自分の現状を卑下していて「お金がない」ことにフォーカスしてしまっています。
では、成功者はどのようにいっているかというと、
「How Can I Afford It?」(どうすれば購入できるだろうか?)
人間の脳は隙間を嫌うという話を聞いたことはありますか?
たとえば、1000ピースくらいのジグソーパズルがあったとして、そのうちの1ピースだけ抜けていたとしたら、そこめちゃくちゃ気になりますよね。
この脳の性質を利用しているのが、「どうすれば購入できるだろうか?」という質問です。
「これは買えない」とか「買う余裕がない」という言葉を使っていると、その瞬間から可能性が閉ざされます。なぜなら、「無理」というところにフォーカスしているからです。
一方、「どうやれば買える?」という質問は、脳に隙間を与えるようなものです。隙間を与えられた脳がどうなるかというと、、、めちゃくちゃ気になるんですね。
めちゃくちゃ気になって、「手に入れるために必要なものはなにか?」を考え出します。
考えた結果、「◯◯があれば手に入れられそう」という結論に行き着きます。
次の「行動」につなげることができるようになるんです。
その瞬間に断絶するのと、「次に何するべきか」が明確になるのとでは、とんでもなく大きな差がありますよね。
こんな考え方を、毎秒・毎分・毎時間・毎日・毎月・毎年と繰り返していけば、時間が進めば進むほどに大きな結果を得られていると思いませんか?
ダン・ロックはさらに高レベルな質問として、
「How Can I Make It Make Me Money?」(どうすればお金を稼げるか?)と尋ねるのが有効だとも言っていましたが、今日のブログではここまで。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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