From: 弥生人の眠る広田遺跡より
心地よい風が吹き抜け、寄せては返す波の音
こんな絶景なのに、周りも見渡しても私1人というとんでもなく贅沢な空間にいます。
いまこの文章を書いているのは、種子島にある広田遺跡というところ。
広田遺跡は、3〜5世紀の集団墓で国史跡にも指定。
埋葬されていたところには墓標(?)が建てられており、埋まっていた人骨の写真とQRコードが。
QRコードをかざすと、詳細な情報を調べることができます。
(立て看板で説明するよりもずっと効率的で現代的ですね)
最高のロケーション
この遺跡のロケーションは抜群で、
種子島の東岸に当たり、集団墓からは壮大な海が一面に広がります。
海が見えるロケーション
南には、種子島宇宙センターの発射台も見渡せます。
ロケット打ち上げ台
いまから1800年前の人も、亡くなった人を埋葬するのに、風景の良い場所を選んでいたことに、「時代は変わっても根っこの部分は変わっていないもんだなぁ」と感心します。
根本は変わらない
そうなんです。
時代は変わっても根っこは変わっていないんですよ。
現代のような超絶情報化社会においては、
次から次へと波のように情報がやってきます。
曰く、
「最新のトレンドに置いていかれてはダメ!」
「今すぐインスタを始めなさい!」
「1年で80%の会社が倒産する時代」
などなど、、、
大変多くの情報が、私たちの「恐れ」や「不安」に訴えかけてきます。
そして、“恐怖”から逃れようとして、
どんな波でも乗ろうとしてしまう(手を出してしまう)。
結果、高いお金を払ったが身につかずに終わる。
そんな経験ありませんか?
恐怖が人の行動理由
かく言う私も、“恐怖”に負けて手をだすのですが、
結果を出せずに終わってしまうことが多くありました。
ある心理学の研究によると、人間は“恐怖”の感情を揺り動かされると、
“幸せ”の感情を動かされるよりも、3倍も行動するそうです。
だから、あなたが悪いのではありません。
売り手側が理解して、恐怖心を揺さぶってくるんですから。
立ち戻るのは原理原則
とはいえ、売り手側に振り回されるのも癪ですよね。
そんな時は、あなたのビジネスにおける原理原則に立ち返ってみてください。
原理原則というのは、
1)あなたのビジネスの見込み客は誰か?
2)この情報は見込み客に有益な結果を出すのか?
3)この情報を自分のビジネスに取り入れるにはどれくらいリソースがかかる?
1と2については、パッと判断できるかもしれませんが、
案外3が盲点です。
「やろう!」という最初のモチベーションは、
時間とともに消えていきます。
リソースも有限なので、ただでさえ今の仕事にいっぱいいっぱいなのに、
新しいものを取り入れるだけのリソースがないのなら、
「そもそもやる必要あるのか?」と自問することができます。
反対に、本当に自分の見込み客の役に立つのでいますぐ取り入れなければならないのなら、リソースの再配分をするなどの手を打っていけばいいのです。
重要なのは、全ての波に乗ろうとするのではなく、
自分が乗るべき波なのかをしっかりと考えた上で決断することです。
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