「貧乏等さんはいい仕事を得るための履歴書の書き方を教える。金持ち父さんは銀行から融資を引っ張るための事業計画書の書き方を教える」
これは、『金持ち父さん 貧乏父さん』の冒頭に書かれている言葉です。
初めてこの本を読んだのは、2009年のこと。
世の中はリーマンショックの影響でめちゃくちゃに。
当時勤めていた会社も銀行からの融資が下りなければ倒産になるというギリギリの状態でした。
まだ入社3年目だった私は、上司経由で次々と流れてくるヤバイ情報に不安を抱えていました。
そんなときに出会ったのがこの言葉だったのです。
そもそもの”視点”が違う
恥ずかしながら、最初に読んだときはちょっと意味を捉えかねていました。(20代後半だったんですが、、、)
「へー、やっぱ金持ちは違うな」くらいにしか思わなかったんですね。
今見てみると、これは「視点の違い」を表す顕著な例であるとわかります。
要は、
金持ち=”お金”で自分のビジネスを立ち上げる
貧乏 =”お金”は労働の対価である
ということですね。
貧乏な考え方は、「他人のビジネスからお金を得る」と言い換えても良いかもしれません。
能動的な態度と、受動的な態度ですね
このように、そもそものお金に対する考え方自体が違っているんです。
同じことがあなたの近くでもありませんか?
『金持ち父さん 貧乏父さん』はあくまで”お金”に対する考え方の対比を描いていますが、お金以外でもありますよね。
例えば、”時間”に対する考え方。
時間を上手に使っている人は、あらかじめのタスクを決めて、懸命にそのタスク消化に取り掛かっています。
一方では、時間に追われてしまう人もいます。
やるべきことに圧倒されて、気づいたら時間が過ぎてしまっている。
そんな経験は、きっとあなたもしたことがあるのではないでしょうか。
恥ずかしながら、私は今でも心配事に支配されて時間がなくなるというケースがあります。
手綱を握るものが勝利を掴む!
では、どうすれば時間に追われないようにできるのでしょうか。
それは時間を可視化することです。
私は記録することで、時間の可視化に成功しました。
以前、ジェームズ・スキナー氏の講演でこんなことを言っていました。
皆さん、馬に後ろ向きに乗るんですよ!
それで、「これは難しい。無理だ」と言うんです。難しいのではないんです。
あなた自身で難しくしているのです!
正確な内容は忘れてしまったのですが、このようなことを言っていました。
本当は難しくないことを、難しくしているのは自分自身だと言われて、ドキッとしました。
確かに、どこかで言い訳をして自分を許す部分を持っている自分に気づいたのです。
でも、それもやめにして自分自身で馬の手綱を取ることにしました。
時間を可視化する方法
実際に私がやっている時間の可視化の方法をお伝えしますね。
やり方はザッとこんな4つのステップです。
1)前日(または当日)にタスクリストを作る
2)タイマーを用意して、25分ごとに分けて実行する
3)仕事終わりにタスクリストの結果から自己フィードバックする
4)まずは1週間続ける
1つずつ説明していきますね。
1)前日(または当日)にタスクリストを作る
まず、前日の寝る前くらいがベストですが、「明日やる」ことのリストを作ります。
ざっくりでいいので、今抱えている仕事のなかでどれをやるかを、
具体的なステップにして書き出します。
2)タイマーを用意して、25分ごとに分けて実行する
ここからが肝なのですが、
まずタイマーを用意し、25分に設定します。
1で作成したタスクリストの上から、どんどんタスクを消化していきます。終わったタスクは、リストから消していきます。
25分を1つのセットとしてタスクを行います。
25分立ったら、3〜5分の休憩を取り、再び25分。
(4セットやったら30分の長い休憩をはさみます)
3)仕事終わりにタスクリストの結果から自己フィードバックする
2で消化したタスクと、消化できなかったタスクを洗い出し、
「なぜうまく行ったのか?」「うまく行かなかった原因は何か?」を
自己フィードバックします。
簡単な文章を残しておくとベスト。(あとで見直したときに思い出しやすいです)
4)まずは1週間続ける
これを1週間続けてみます。
最初は、なかなか習慣化されていないので戸惑うこともあるかと思いますが、1週間でも1日でもログが溜まってくると、達成感もあります!
あなたのお役に少しでも立てるのなら光栄です。
追伸
今回は、文章で多くの説明をしてしまっているので、後日画像入りの説明記事を作りますね・・・